目覚め2
夏休みのスーパー。
小中学生がたくさんいる。
今度、注目するのは女の子。
あーら、かわいらしいお召し物。
ヒールのあるサンダル履いちゃってまあ。まあ。
カバンもかわいらしいこと。
対する、わたしはジャージ。
地元だしすっぴんでええやん。
ヒール?腰痛いから無理無理。
指先のネイルは禿げてるけどクロックスならみえないし。
きらきらと着飾る彼女らが眩しいなあと感じる一方で、たかがスーパーでなんでそんな頑張ってんの?となる。
そう、我々にとってはちょいとそこまで、誰かに会うとかじゃないし、会うやつとか昔馴染みだし、の感覚。
しかし、彼女らにとっては違う。
ここは地元でも大きなスーパー。
いつ、どのタイミングで知り合いに会うかもわからん。
もしかしたら、意中の彼に会うかもわからん。
彼女らにとってはお出かけなのです。
だから、一緒にいる家族がださかったりすると恥ずかしくなる。
娘「お父さん、ちゃんとした格好してよ!」
父「なんでだよ、たかがスーパーで。」
ああ、忘れてあげたくないものですね、子供心。